看護学生のためのレポート & 実習記録の書き方 / 百瀬千尋

 

一昨日、年間のスケジュールを整理してみたら5月が山場の月だということが分かった。することが多くて大変だけど、したいことに精一杯時間を使える今が結構楽しい。

 

大学生になって、勉強が楽しいって感じたのは初めてかも。英語は好きだったから自分でしてたけど、看護に関しては大っ嫌いだったもんね。看護学を面白いと思えなかった理由はいろいろあるけど。

 

 

 

 

 

今回は趣向を変えて、「看護」に関する本!

amazon kindleばっかり読んでなくて学校の学術情報館も活用しなきゃね。今は電子書籍版になっているものしか見れないけど

 

 

記録がとにかく苦手なんよ。赤ペンだらけで返ってくる生活援助のレポート。いっぱい学んだことを書いても、友達の文章量の半分程度しかなくて内容も薄かったり。

「あなたの考えが記録に出てきていない」と、何人もの教員に言われた。口頭で追加して説明しないと看護師さんにも伝わらなかったり。

自分の学びを文章にすることで、学びを深めることができるのは知ってる。でも、きれいな分かりやすい文章に仕上げる必要性が全然わからなかった。成績のためなんだったら、単位さえあればいいよって本気で考えてた。

 

だけど三回生最後の臨地実習で「記録は、限られた時間の中で情報を共有して、医療の質を全体的に上げる手段の一つ」だと教えてもらった。

うわ、確かに。1回生からのレポート地獄は、働きだしたときに実を結ぶようになってるんか。教育ってよくできてるなあ。

でも、苦手意識の強さのあまり、真剣に向き合ってこなかった。絶対に就職してから後悔するやつや…もうレポートを書くような機会はほとんどないけど、今からでも勉強しとこう。

 

こう思えたのは、2回生のある実習の場面のおかげ。

ある看護師さんが、まだカンファレンスの意味もよく分かっていない私たちに「君が一番困っていることはなんや」と聞いた。みんな、コミュニケーションや病態理解だったりさまざま。「だったら、それぞれがその道のスペシャリストになったらいいねん。そしたら最強のチームができる。看護ってそんなもんでしょ。」私は記録のスペシャリストになれ、と仰せつかった。

この時は、えぇ記録の勉強なんかしたくないって思ってたけど、苦手な分野から一歩秀でるのは、結構かっこいいよね

 

看護師さんの何気ない言葉とかってのちのち響いてくるから、忘れないようにしよ!!

 

 

 

 

看護学生のためのレポート&実習記録の書き方第二版(百瀬千尋

なんで大量のレポートを書かなきゃいけないのか、丁寧に説明してくれてる。

記録苦手だった理由に、領域ごとに記録用紙の形式とか書き方が変わったりしてすごく書きずらかったのがある。

でもこの本は、なんで違わないといけないのか、それぞれどうやって書いたらいいのか教えてくれる。だから、1回生の演習レポートから4回生の統合実習のレポートまで書けるようになる!ほんと、早く知っておきたかった。実習要項読むより断然ためになる

 

 

看護学生のためのレポート・論文の書き方 ―正しく学ぼう「書く基本」「文章の組み立て」―第6版 高谷, 修)

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文章の構造から理解してなかった自分に読ませたい。特に全学共通科目ではいっぱいレポート書くしその時にすごく参考になる本!

レポートを書くための本なら、きっと他にもいろいろ良い本あるだろうけど、これは看護に特化した具体例もあるからいい。

 

この時点から文章を書く練習してたら、もっと楽に授業/実習乗り越えれたんだろなぁ。(´;ω;`)

 

 

 

そして、今4回生になって読んでるのがこれ

看護師に役立つレポート・論文の書き方 第4版 高谷, 修)

 

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働きだしてから絶対役に立ちそうな本!看護師さん、めっちゃ電子カルテ書いてたな~時間がある今のうちにノウハウしっかり学んどかなきゃ、損だよね、チャンスの神様も舞い降りてこないよ~

 

 

正直言うと、臨地実習はあんまりいい看護をできなかった。同じ実習班の子の方が学びが深そうだったし、友達が私の受け持ちの患者をもってたら、もっといい計画を立てるんだろうなって思ってた。実習にあまり没頭できなかったのは、自分のQOLを下げたくなかったから(睡眠や食事・遊ぶ時間と、精神をすり減らしたくなかった)。それに、うまい力の抜き方も人より分かっていたから、余計みんなとの差が開いてる感覚があった。どうせ自分は頑張れないタチなんだって、高校の部活で抱いた感情を思い出した。

 

だけど、要領を知らなかったことこそが、大きな敗因かもしれない。

例えば、限られた時間で、電子カルテからどの情報をとるか。これだけでも皆よりひどく劣っていた。同じ時間でも取れた有益な情報はみんなの半分以下(笑)要するに効率が悪かった。さらにそれに気づいてなかった。だったら、人より時間をかけてカルテを見るか、あらかじめ何の情報をとるのか調べておく必要があるよね。

なんとなくどこの情報をとればいいのか分かる人もいれば、分からない人もいる。なんとなく記録書ける人もいれば、書けない人もいる。ということ。

 

 

幸い私は、頑張らないための努力はできるタチ。いろいろ遅かったけど、まだ間に合う!仕事に活きる勉強、効率厨にはたまらなくやりがいがある。