さて、早速amazon kindleで、20代向けの自己啓発本を何冊か読んだけど。
やっぱり会社員目線のものが多い。
医療職者のキャリア、まして看護に特化して書かれたものはほっとんどなかった。
大学一年生のころ、「日本の看護師は優秀なのに、声をあげる人が圧倒的に少ない!」
と教授が嘆いていたことを思い出した😥166万人以上の看護師がいるけど、政界に進出する人は少ないらしい。
「なんだか見当違いな話をしているなあ」と思いながら何冊か読んでいたら、すてきな本に出合った。
本田直之著「自由な人生のために20代でやっておくべきこと」
職種問わず参考にできる、新しい生き方の外郭をかたどるような本だと思う。
特に心に響いたもの↓
まず、
不安定かつ、流動的な時代にはサバイバビリティが必要だということ。
なぜサバイバビリティが必要なのか。
その理由の1つとして、プランド・ハプスタンス・セオリーという論理が紹介されてる。
聞いたことなかったけど「ほとんどのキャリアは、予期しない偶然によってできる」らしい。興味深い。
予期せぬ偶然に出会ったとき、ピンチをチャンスに変えるための「サバイバビリティ」が必要になってくるというわけ。
生き残るための法則・方針がとてもシンプルで的確。
突拍子もない話ではないから、すっと心の中に入ってくる。
私が今まで経験してきたピンチや悩みが、言語化されることによって昇華されるような感じがした。
デュアル・ライフ最大のメリットは、視野が広がることです。
…都会と地方では通用する話題が違うので、地方のコミュニティに参加するには、必然的に都会での仕事以外の話題をもつようになります。また、都市と地方では、ルールや文化、価値観が異なるので、その両方に適応することで、思考が柔軟になり、物事の本質や自分にとっての大切なことを判断するセンサーが養われます。
上記の引用文と筆者のデュアル・ライフの体験は、私にとってとても意味のある言葉だなー
私は、デュアル・ライフではないですが、地元を離れるつもりでいる。
ただ、コロナ渦で、会いたい人に会えないという状況になり、わざわざ知らない土地に行く意味はあるんだろうか、と考えたり。それも大義のためではなく、とっても自己中心的な理由(きれいな海の近くで暮らしてみたい)で、大切な人から離れようとしてて。
でもデュアル・ライフによって得られるメリットがまさに私の目の節穴で、不安だからという理由で、勇気を出すことを渋っていたことに気が付いた。
「サバイバリティ、ポイント③恐怖に打ち克つ」ですよね、本田さん!?
次に、就活で役立ちそうなありがたい教え
マルチ・キャリアの構築法
でた!「二足のわらじ」
会社でのコーポレートキャリアも維持しながら、個人のスキルであるパーソナル・キャリアを身に着けることが重要
なるほど。
看護師をめざす私が注意すべき点に言い換えると、「何も考えずに、病院が定めたレールの上を走らない」こと。
最近は小さな病院でもクリニカルラダーという教育法が導入されてる。これによって、新人教育が3-5年ほど一律に学べるというもの。
利点しかない、と思っていたけど…
確かに、1年目から何かに特化してもいいよね。院内では学べないスキルを磨いたっていい。(医療系にこだわらず)
恐らく、働き始めると目先の勉強と病院という組織のことで、いっぱいいっぱいになると思う。でも、常にパーソナルキャリアのことも考えていたいな。
ところで病院って、経験が実力につながることが多いので年功給がほとんど。いつかの時代には年功給から実力給になる、なんてことも起こるのかな…?
他にも就活に役立ちそうなありがたいお言葉が↓
お金を払ってでも働きたい会社を選ぶ
う~ん、現時点ではないけど。会社を自己投資の場と考えることができれば素晴らしいよね。
社内人脈から社外人脈へ
さらに、病院の肩書を使って社外の人脈を広げられるならネームブランド・組織力も見ておかなくてはいけない点だと感じた。
その他、 他の方々の知見もいただきたいなと思った内容が以下。
コーポレートキャリア中心の10年を
筆者さんは、パーソナルキャリアが形になり、リターンが得られるまでそれほどの時間を有したそう。
看護においても、「在宅看護を始めるなら病棟○年経験しておけ」など通説はある。しかし、人によって言うことが違うので私はあまり信じないようにして、いろんな人の意見を参考にしようと思ってる。
20代で様々な経験をして土台をつくり、30台でパーソナルキャリアの種をまく(コーポレートキャリアで成果を出し、それをポータブルスキルに昇華する)
…エネルギーを使うべき30代、私はどうしてるんやろ。
結婚してる?子どもも産んでる?
女性の先輩方の意見も聞きたいので、女性向けの本も読んでみよ。